秋は乾燥や肌荒れが気になる季節。漢方の考え方で「潤い」を補い、内側から美肌を育てる方法を紹介します。おすすめの漢方と食養生も。
秋は“潤いの季節”——肌を守る鍵は内側のケア
秋になると、肌のカサつきや粉吹き、くすみが気になり始める方が多いのではないでしょうか。
気温と湿度が下がるこの季節、体の中でも「潤い不足(陰虚・血虚)」が起こりやすくなります。
漢方では、秋は「肺」と「肌」がつながる季節と考えられています。肺が乾燥すると、肌にもその影響が表れ、ハリやツヤを失いやすくなるのです。
秋に肌トラブルが増える理由
秋の肌トラブルは、主に以下の3つが重なって起こります。
空気の乾燥による水分蒸発
肌のバリア機能が低下し、外的刺激を受けやすくなる。夏の紫外線ダメージの残り
シミ・くすみ・ごわつきが出やすい。血の巡りの停滞
冷えが始まり、肌の代謝が落ちる。
この「乾燥+血行不良」のダブルパンチをケアするには、表面的なスキンケアだけでなく、体の内側から潤いを補うことが大切です。
潤いと血を補う代表的な漢方
乾燥肌・くすみ・肌荒れにおすすめの代表的な漢方を3つ紹介します。
【当帰飲子(とうきいんし)】
血の巡りを良くし、かゆみや乾燥を鎮める処方。特に乾燥によるかゆみ・粉吹き肌の方におすすめ。
【加味逍遥散(かみしょうようさん)】

ストレスで肌が荒れやすいタイプに。気の巡りを整え、ホルモンバランスをサポートします。
【麦門冬湯(ばくもんどうとう)】
体内の潤い(陰)を補い、乾燥による喉・肌のトラブルを改善。口や喉が乾きやすい人にもおすすめです。
※漢方薬は体質に合わせて選ぶことが大切です。服用前に薬剤師や漢方専門家へ相談しましょう。
美肌を守る秋の養生ポイント
日々の暮らしの中で、次の3つを意識するだけでも潤いバランスが整いやすくなります。
潤いを補う食材を摂る
れんこん、白きくらげ、はちみつ、梨など、「白い食材」は肺を潤すとされています。夜更かしを避け、十分な睡眠をとる
「陰(潤い)」は夜に作られるため、睡眠不足は肌の乾燥を悪化させます。ぬるめのお風呂で血流を促す
熱すぎる湯は潤いを奪うため、38〜40℃程度でゆっくり温まりましょう。
まとめ:内側の潤いを守れば、肌は自然と輝く
秋の乾燥肌は、スキンケアだけでなく体の内側からのアプローチが大切です。
漢方で「血」と「潤い」を補いながら、季節に合った食養生や生活習慣を意識することで、冬に向けてしっとりツヤ肌を育てることができます。
「外から潤す+内から潤す」——この2つのバランスこそが、秋美肌の秘訣です。









