「最近疲れやすい」「冷えやむくみが気になる」「生理痛でつらい」──30代になると体調の変化を実感する人が増えてきます。
そんなとき、ドラッグストアで手に入る“漢方薬”を試してみたいと思ったことはありませんか?
でも「種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない…」と迷う方も多いはず。
今回は、ドラッグストアで購入できる代表的な漢方薬と、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
ドラッグストアで買える漢方薬の特徴
医師の処方なしで購入できる
漢方薬は医師の処方が必要なものもありますが、ドラッグストアで購入できる「一般用漢方製剤」も多くあります。
症状や体質に合わせて種類が豊富
冷え性、便秘、肩こり、疲れ、イライラなど、女性に多い悩みに対応した漢方薬が揃っています。
医薬品として認められている
サプリメントとは異なり、効能効果が認められている「医薬品」です。用法用量を守って服用することが大切です。
ドラッグストアで買える代表的な漢方薬
ここでは、30代女性の悩みに多い症状別に、代表的な市販の漢方薬をご紹介します。
1. 冷え性・むくみに
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血の巡りを良くし、冷えやむくみを改善
生理痛や不妊症の体質改善にも用いられることがある
2. 疲れやすさ・倦怠感に
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
気力不足、疲労感が強い人に
胃腸が弱く、食欲がないタイプにも向く
3. イライラ・ストレス・PMSに
加味逍遙散(かみしょうようさん)

更年期症状の他、PMSのイライラ、不安、不眠にも効果
肩こりやのぼせを伴う人におすすめ
4. 肌荒れ・にきび・血行不良に
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血の巡りを整えることで肌荒れや生理不順を改善
のぼせや肩こりを感じる人にも
5. 便秘に
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
即効性があり、便秘解消に効果的
体力があり、便が硬くて出にくいタイプに向く
漢方薬を選ぶときのポイント
1. 自分の体質を意識する
同じ「冷え性」でも、血の巡りが悪いのか、エネルギー不足なのかで選ぶ漢方薬が変わります。症状だけでなく「普段の体質」にも注目しましょう。
2. パッケージの効能をチェック
市販の漢方薬は効能効果がしっかり表示されています。「肩こり」「冷え性」「疲労感」など、自分の症状に近いものを選びましょう。
3. 継続して飲めるかどうか
漢方薬は続けることで体質改善が期待できます。価格や飲みやすさも考えて選ぶのがおすすめです。
4. 不安があれば薬剤師に相談
自己判断に迷ったら、ドラッグストアの薬剤師に相談しましょう。妊娠中・授乳中・持病がある場合は特に専門家の意見を聞くことが大切です。
ドラッグストアで買える漢方薬のメリットと注意点
メリット
医師の処方なしで手軽に購入できる
日常的な不調に対応できる種類が多い
効果・効能が明記されていて安心
注意点
自分の体質に合わないと効果を感じにくい
即効性は市販薬ほど強くない
他の薬との飲み合わせに注意が必要
まとめ
ドラッグストアで買える漢方薬は、30代女性が感じやすい「冷え」「疲れ」「イライラ」「肌荒れ」「便秘」といった不調をサポートしてくれる心強い味方です。
ただし、漢方薬は体質との相性が大切。まずは自分の体質を理解し、分からない場合は薬剤師に相談することをおすすめします。
日常の不調を放置せず、手軽に取り入れられる漢方薬で、体質改善の第一歩を踏み出してみてください。